| 熊本の古武道全般を知る図書資料 「肥後武道史」 昭和15年8月発行(非売品) 編纂・発行者 熊本県体育協会 印刷・発行所 稲本報徳会発行(熊本市) 出版の背景 文武両道に幾多に人材を世に送った肥後熊本は、文に関してはおびただしい編著があるのに、「声名天下に鳴る肥後武道に関しては未だ此の種の編述がないのは、はなはだ遺憾である」として、熊本県体育協会が発行を企画し、数年の調査を経て皇記2600年(昭和15年)に発行された。 調査・著述に当たったのは、県体育協会から委嘱された熊本地歴研究会。 A5判、336ページ。 「肥後武道史 復刻版」 昭和49年5月発行、定価2000円(在庫僅少) 編者 熊本県体育協会 発行所 青潮社(熊本市) 出版の背景 「武道ならびに各種スポーツが日を追って隆盛となり、その修練が重視せられつつあるとき、この貴重な文献が一般に知られぬまま埋もれようとしているのは、誠に遺憾」として、熊本県体育協会の了解を得て、図書出版青潮社が企画、出版した。 A5判、360ページ。 「熊本の古武道史」 平成14年11月発行(非売品) 編集 森山昭二 発行 熊本県古武道会 出版の背景 熊本県古武道会の創立(昭和63年4月)15年周年を記念して熊本県古武道会が発行を企画した。各流派が「由来」「系譜」「体配」「伝統行事」「連絡先」別に記述し、これを当時の森山昭二同会理事長が編集した。 A5判、144ページ。 |
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| ◇古武道に関する熊本関係の著名な本 「剣道五百年史」 著者 冨永堅吾(熊本県菊陽町生まれ) 昭和47年、初版発行(百泉書房) 平成8年4月、復刻版発行(島津書房) A4判、554ページ 出版の背景 初版は著者(東京高等師範卒、のち熊本中央高等女学校長など)の死後13回忌を期して、生前書きとめた著作や収集した文献を関係者や遺族がまとめ、昭和47年に出版された。 500部限定だったため、全国の関係者から刷増の要望が多く、これにこたえて平成8年に復刻版が世に出た。 内容は、足利・室町時代、足利後期・織豊時代、徳川時代(初期・中期・後期)に分けて、剣道諸流派の勃興から隆盛、衰退の歴史および剣法の特徴などを、膨大な古文書資料をもとに執筆しているほか、剣道用語、居合の特質、支那・朝鮮の武芸との交流、伝書目録や免許皆伝など伝統継承の仕組み、道場、防具の発達など、およそ剣道に関する万般に及んでいる。 復刻版巻末に、著者が東京と熊本を中心に集めた、明治初期以前の記録を中心とする「古武道関係古文書目録」(牧堂文庫所蔵)が収載されているが、剣道のみならず、柔術、槍術、弓術、馬術、砲術まで及び、冊子、巻物合わせて実に二千数百点にのぼる。 これら蔵書は現在も冨永家(熊本県菊陽町)に所蔵されている。 |
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