復刊号

巻頭言

「玉名の歴史を語り合う場に」
             『歴史玉名』の復刊にあたって

                  『歴史玉名』復刊発起人会代表 森 清


 薫風の季節が訪れました。各位におかれてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
『歴史玉名』は平成2年、故田邉哲夫先生のお声がかりで発足した玉名歴史研究会の機関紙として創刊され、同15年の終刊まで51号、937編の珠玉の論稿が寄せられていました。玉名を愛し玉名の文化を担う気概に満ち溢れた方々の玉稿が満載されています。時折、目録をめくり執筆された先輩の先生の論文に目を通しますと、常々田邉先生が提唱されていた「玉名学の構築」に会員の方々が自らのアイデンテーをもって結集されていたのだなあと改めて思いました。
 平成12年、『歴史玉名』生み育ての親・田邉先生に続き、縁の下の力持ち・吉田荘一郎さん、大森正吉先生の相次ぐご逝去によって研究会の屋台骨が揺らぎ始め、本来なら創始者の遺志を継いで会を存続させるべきだったでしょうが、諸般の事情で15年、51号をもって終刊のやむなきに至りました。
  終刊から7年、その間にも各方面から復刊の要望が数多く寄せられ、何とか要望に添えないものかと一昨年より同志相集い協議を重ね、復刊に向けて準備を進めてまいりました。
  平成22年2月、発起人会からの「再生・玉名歴史研究会設立の趣旨と会員募集」に多数の方々からご賛同をいただきました。激励を添えていただいた方も数多くあり、発起人一同感激いたしました。
  再生・玉名歴史研究会に結集する私たちは、玉名の先人が営々と築き上げてきた歴史・文化に思いをいたし、継承し発展させる一翼を担うという気概で以前にも増して会を盛り立てていきたいものです。
  玉名歴史研究会の会誌『歴史玉名』が、「私たちの郷土玉名の歴史を語り合う場」即ち、郷土史に関する情報の共有・発信の場となりますよう、切に願うところであります。

   平成22年4月

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